２０周年記念企画 会長挨拶
日本バーチャルリアリティ学会の記念すべき２０周年記念大会をつくばで開催することになりました。
私事で恐縮ですが、私が筑波大学で研究室を構えるようになったのが１９８６年のことだったので、今年は研究者としての３０周年にあたります。
筑波大学では大学院を修了したばかりの駆け出しの教員にも独立した研究室が与えられるので、そこでハプティックインタフェースの研究を始めました。
これが、私がVRの世界に入っていくきっかけになりました。VRという言葉ができたのは１９８９年であり、それを契機にこの分野が強い求心力を持ち、
１９９６年には本学会発足に至っています。この１０年間におけるVRの急速な成長は目を見張るものがありました。
一方、今年２０１６年はHMDの製品化が怒涛のように進み、世間ではVR元年と言われています。HMDの基礎技術と応用分野自体は９０年代と変わらないものの、 プラットフォームの大衆化が与える社会への影響は計り知れないものがあります。今後１０年間の本学会の成長は、 今日のHMDブームを担う世代である若手研究者に支えられると予想できます。このような背景に基づき、本大会 では若手による討論会が企画されており、彼らの将来に大いに期待したいと思います。最後に、本企画にご賛同いただき寄付をいただいた企業の皆様に深く感謝いたします。
日本バーチャルリアリティ学会 会長 岩田 洋夫
一方、今年２０１６年はHMDの製品化が怒涛のように進み、世間ではVR元年と言われています。HMDの基礎技術と応用分野自体は９０年代と変わらないものの、 プラットフォームの大衆化が与える社会への影響は計り知れないものがあります。今後１０年間の本学会の成長は、 今日のHMDブームを担う世代である若手研究者に支えられると予想できます。このような背景に基づき、本大会 では若手による討論会が企画されており、彼らの将来に大いに期待したいと思います。最後に、本企画にご賛同いただき寄付をいただいた企業の皆様に深く感謝いたします。
日本バーチャルリアリティ学会 会長 岩田 洋夫
